欲が出た?

2月6日(月)

午後の面接練習の予定がなくなって一息ついていると、Cさんが来ました。「先生、A大学に合格しました」「よかったじゃないか」「はい。先生のおかげです」と、まあ、ここまではうれしい報告。しかし、それに続いて、「先生、A大学は本当にいい大学ですか」と、ちょっと穏やかではない質問が来ました。

「どうして?」「私の学部は、去年は5人ぐらいしか合格しませんでしたが、今年は20人ぐらい合格しました。それに、受験のときに友達になった学生はみんな合格しました」「今年の受験生はそれだけ優秀だったんじゃないの?」「いいえ、私よりEJUの成績が悪い学生も合格しました。その学生は面接で何も答えられなかったと言っていました」と、Cさんは不安の根っこを吐露します。

要するに、スペシャル感が薄まってしまったのでしょう。自分より成績が下の学生が受かっていると不満げに言っていますが、もし、合格者がみんなCさんより上の成績だったら、Cさんが合格者の中で成績最下位ということになります。そうなったら、大学の授業で落ちこぼれてしまうかもしれないではありませんか。しかも、Cさんが言った去年の合格者5人というのは、実は入学者が9人というのが正確な情報で、合格者数は今年とさほど変わりません。

何はともあれ、滑り止めではない大学に受かったのですから、もっと喜ばなければなりません。これで、今月下旬の国立本命大学の入試を、余裕を持って受けることができるではありませんか。Cさんもその準備に本格的に取り組む意志を示していました。さあ、最後の一山です。

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