取り消し

3月9日(木)

先週、もう1年KCPで勉強すると決心したGさんが、O大学に合格しました。O大学は第1志望ですから、当然、そこに進学します。4月からのKCPの授業料を納める準備をしていましたが、それをO大学の入学金に回します。KCPの近くに引っ越そうと、アパートの契約も済ませたとのことですが、こちらも解約です。難しい交渉をしなければならないと言いつつも、顔は笑っていました。

Gさんは、M大学の入学手続きを忘れるくらい準備に集中したのですから、それはもちろん、全力を挙げてO大学の試験に臨みました。しかし、英語の成績に自信がなかったGさんは、その結果には期待をかけていませんでした。でも、大逆転なのかミラクルなのかよくわかりませんが、合格してしまいました。面接のここがよかったのではないかとニコニコ顔で解説してくれましたが、受験直後や先週の木曜日の自信なさげな様子が嘘のようです。

終わりよければすべてよしと言いたいところですが、おそらくボーダーライン上の争いにかろうじて勝ち残っての合格でしょうから、喜んでばかりもいられません。「勝って兜の緒を締めよ」です。各駅で特急通過待ちみたいなことをしていたら、せっかく一発で受かった意味がなくなってしまいます。

EJUで大失敗したWさんも、高望みと思っていたJさんもYさんも志望校に受かりました。今シーズンは、土俵際で粘って白星をつかんだ学生が多かったように感じます。Gさん、Wさん、Jさん、Yさん、みんな入試直前には鬼気迫るものがありました。入試を精神論で片付けたくはありませんが、そういう執念も合格の一要素だったことは否めません。そういう意味で、私も学ぶところが多かった今シーズンの入試でした。

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