チェック

6月5日(月)

朝、他の先生方がいらっしゃらない職員室で仕事をしていると、「先生、先週の土曜日のEJUをチェックしてもいいですか」と学生に声をかけられました。一瞬戸惑いましたが、すぐに、この学生は「先々週の土曜日に受けたEJUの模擬試験の結果を知りたいんですが、教えていただけませんか」と言いたいのだろうと見当がつき、「授業のとき、クラスの先生が結果を配りますから、それを見てください」と答えました。学生は納得した顔で去っていきましたから、当たりだったに違いありません。

まあ、こんな聞き方をしてくるようでは、そんなに好成績ではなさそうです。多少読解ができたとしても、230点止まりでしょう。もしかすると、初級の学生だったのかもしれません。

それはさておき、“チェック”です。今朝の学生は、どんな意味で“チェック”という単語を使ったのでしょう。「自分の目で見て(模試の結果を)確認する」という意味だとしたら、“チェック”本来の意味の土俵際で残っているかもしれません。しかし、「試験結果をくれ」という意味なら、遠慮がちに言おうとしたとしても、寄り切られているでしょう。上述の正解例は、EJUの模試を受けるぐらいの学生なら、既習の文法です。これドンピシャリじゃなくても、それに近い言い方はしてもらいたかったです。“チェック”という焦点の定まらない言葉に逃げてほしくないところです。

とはいえ、学生ばかりを責めるわけにはいきません。教室には“チェック”があふれています。「先生、志望理由書をチェックしてください」「宿題をチェックします」「忘れ物がないかどうか机の中をチェックしてください」…まだまだ例はいくらでも出てきます。これだけ日々“チェック”を聞かされていれば、土俵際用法が現れたとしても不思議はありません。

学生は教師の姿を映す鏡です。週明けからいきなり反省させられました。

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