車を買ってもらう

7月28日(金)

「大学卒業のお祝いに」に言葉を続けて文を完成させるという宿題がありました。

「両親が腕時計を買ってくれました」ぐらいなら、私の時代にもよくあったことですから、十分理解できます。「新しいパソコンを買ってもらいました」も、理解の範囲内です。しかし、「新車を贈ってくれました」となると、これが実話なら世の中が変わったと思わざるをえません。しかも、「新車」と書いてきた学生が2人いました。教室での様子を見る限り、この2人が答えを見せあったとは思えませんから、大学卒業に新車というのは、この学生たちの国では珍しいことではないのかもしれません。

このように、この仕事をしていると、思わぬところでいまどきの世界の若者の生活の一端や思考回路のかけらを垣間見ることができます。私は外国で暮らしたことはありませんが、こういう小さな「へぇ~」を感じるたびに、心も頭も世界に広がっていくような、大きな刺激を受けます。残念ながら心地よい刺激ばかりではありませんが、それだからこそ、現実の世界を正確に反映しているのだと思っています。

先日、家の中の片づけをしていたらパスポートが出ていました。もしかするとと思ってページを開くと、期限が切れていました。海外に遊びにいくかもしれないと思って取ったのですが、かもしれないで終わってしまいました。でも、KCPにいると毎日海外旅行並みに小さな見聞が少しずつ広がります。グルメでない私にとっては、この程度でも結構満足できちゃいます。

さて、来週の土曜日はスピーチコンテスト。ぐぐっと目が見開かせてもらえることを期待しています。

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