和服とぬいぐるみ

9月13日(水)

7月は雨に見舞われ、8月は暑さに負けて延び延びになっていた今学期のバザーが、ようやく開かれました。校舎の前の、通りに面したところに店を開くため、KCPの学生・教職員に限らず、近所の皆さんや通りがかりの人たちもフリーマーケットのノリで品物を手に取り、時には買ってくださいます。このバザーの売り上げは、親と離れて暮らさざるをえない子どもたちのために使われますから、少しでも多くの物が売れてほしいものです。

今回のバザーには、和服が多く出ていました。学生たちも盛んに手にとって眺めていました。また、ぬいぐるみも大小取り混ぜてたくさんあり、あれこれなでたりひっくり返したりしながらしばらくその前から離れようとしない学生もいました。私はポケットファイルやせっけんなど、いつも狙っている物が出ていないか見てみましたが、思ったようなものがありませんでした。

最近は、何でもインターネットで買い物する学生が増えてきました。受験講座で参考書や問題集を紹介すると、その場でアマゾンに発注してしまいます。今すぐ食べたり飲んだりする物以外は、お店では買わないと言っている学生さえいます。そんな学生も、バザーの品物には自然に手が出て、売り上げに貢献してくれたようです。

必要な物、欲しい物はインターネット経由で手に入れつつも、やっぱり実物を目で見て手で触ってみるショッピングも魅力的なんでしょうね。いや、もしかすると、そういうショッピングの味を知っている世代は、今の学生たちが最後になるかもしれません。インターネットのお店しか知らない世代は、バザーにどんな反応を示すのでしょう。見てみたいような見てはいけないような…。

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