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10月14日(土)

今月は、読書の秋ということで、学生たちに活字に親しんでもらおうと思っています。掛け声だけではどうにもなりませんから、具体的におすすめの本を挙げることにしました。たくさん本を読んでいるからということで、私が本を見繕うことになりました。

超級の学生向けなら、私が電車の中で読んでいる本をそのまま薦めても、内容に興味が持てれば読んでくれるでしょう。それぐらいの日本語力を持っている学生は少なくないと思います。中級は、かつてKCPで読解教材として使っていた本がありますから、それを推すことにします。ところが、初級となると、私もにわかに候補を挙げることができません。そこで、昼休みに紀伊國屋へ偵察に行ってきました。

まず8階。ここは日本人児童生徒向け学習参考書問題集が中心ですから、外国人留学生によさそうな本はありませんでした。理科の問題集でよさげなのを見つけましたが、それはまた次回に。

次に7階。日本語教材のところで発見したのが、「小説ミラーさん」。出たという話は聞いていましたが、実物を目にしたのは初めて。私も読んでみたくなり、初級向けの推薦図書として、お買い上げ。

さらに6階。児童書の棚には、講談社、集英社、角川などの児童文庫がずらりと並んでいました。思わず手に取りたくなるようなカバーがかかった本が私を誘惑します。「君の名は。」など、わりと最近の映画のノベライズも何冊かありました。また、「時をかける少女」なんていう、私が子供のころに読んだ小説もあるではありませんか。半世紀近くも昔の話ですが、今の小中学生の心も揺さぶるのでしょうか。いずれにせよ、種類の多さ、ジャンルの広さには驚くばかりでした。

子どもの数が減っているのに、いや、減っているからこそ、良書名作に触れさせたいという親心が強まるのでしょう。帰りにもう一度紀伊國屋に寄って、もう少し時間をかけて見てみます。

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