一喜一憂

10月26日(木)

私のクラスの学生2人が、それぞれ先日受験した大学に合格しました。実力的に受かって当然でしたが、だからといって喜びが減じるわけではありません。改めて合格の知らせを聞くと、思わず顔がほころんでしまいます。

「受かって当然」というのは、あくまで教師目線の話であり、受験した当人は、発表まで気が気でなかったことでしょう。試験は水物とはよく言ったもので、今までに喜ばしい方向の奇跡も、残念な結果の奇跡も、少なからず見てきました。だからこそ、ほっと一息つけるのであり、「よくやった」と言ってやりたくもなるのです。

この2人は、おそらくこの大学に進学するでしょうから、これで受験は打ち止めになると思われます。しかし、この2人以外のクラスの面々は、いまだ無所属新人状態であり、これからが山場です。先月、志望理由書を書くのを手伝ったSさんがゆうべ面接練習を申し込んできたので、明日の授業後にすることにしました。Lさんは来週締め切りの志望理由書を持ってきたので、思いっきりダメ出しをして書き直しを命じました。

受験講座はあと2週間あまりに迫ったEJUに向けて、日々訓練中です。この時期になると、正攻法の解き方だけではなく、とにかく答えをあぶりだすずるいテクニックも教えます(こういう真の実力につながらない怪しい道筋があるので、理系のマークシートは好きになれないのですが…)。

今学期は入試の小論文の授業も担当しています。今週の小論文を半分ぐらい読みました。さすがに超級の学生たちだけあって、文法の間違いは少ないのですが、内容があまり伴っていません。学生たちの世界は狭いなあと思わずにはいられません。

だからこそ、KCP読書週間なのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です