志望校

2月28日(水)

昨日から中間テストの結果を踏まえての面接を始めていますが、私が面接した学生の半分以上がK大学を志望校に挙げています。K大学は、伝統もあるし学部学科も充実しているしブランド力も強いし、誰もがあこがれる大学です。しかし、話を聞いた学生の過半数がK大学を受けるというのは多すぎます。

数年前までは、留学生の間では、W大学が圧倒的な人気を誇っていましたが、今のところ、W大学の名前を出したのはK大学の半分ほどです。しかもその全員が「K大学、W大学」と、K大学を先に挙げました。

W大学は留学生の受け入れに熱心です。留学生数は常にトップクラスです。しかし、それが裏目に出ているのかもしれません。去年は、W大学では希少価値が感じられず、K大学を志望したという学生もいました。今、K大学に入りたいと言っている学生たちが何を考えて志望するに至ったかはわかりません。単にブームに乗ってその名前を出しているだけだとしたら、間違いなく合格できません。

私は真にK大学で学問を究めようと思っている学生だけに出願してもらおうと思って、名前を出した学生全員に、オープンキャンパスでも何でもない日にK大学を見に行くように勧めました。飾り気のないK大学の姿と、そこで学ぶ学生たちのキャンパスライフを探ってくるのです。KCPの授業後にK大学に向かえば、学食で少し遅いお昼を食べながら、現役学生の声を聞いてくることもできるでしょう。

留学生は、6月のEJUから受験本番が始まります。そう考えると、憧ればかりでK大学の名前を出している暇などありません。次の学期が始まったら、戦闘モードですからね。

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