最優先課題

4月6日(金)

学期中は授業や学生対応を最優先にしなければなりませんから、どうしても目の前の仕事を1つずつ確実に仕上げていくことが中心になります。ですから、学期休み中に長期的な視野を要する仕事をしようということになります。しかし、今回の学期休みは養成講座の授業がたくさん入っているため、思うように仕事が進みません。

養成講座も、次の世代の日本語教師を育てるという意味ではスパンの長い仕事です。私自身の反省も込めて、新しい人たちにより高い位置からスタートを切ってもらおうと思いながら授業をしています。朝、出勤してから9時に授業が始まるまで、その日に何を教え、何を考えてもらうか、そのために何を語るかなどに頭を悩ますことは、非常に知的かつ心地よいひとときです。毎日だとしんどいかもしれませんが、養成講座がある日は心が弾みます。

でも、日本語のクラス授業のために隅に追いやられがちな受験講座理科に頭と時間を使えるのは学期休み中なのですが、今学期はそれができそうにありません。11月のEJUの問題を解いて解説を作るところまではしたものの、それまでです。授業で使う資料をばりばり作りたかったのですが、そこまでには至っていません。学校全体に目を配って方向性を示すのも私の仕事ですが、これもまた当初の計画どおりに進んでいません。

そんなに時間がなかったら、こんなブログなんぞ書いていないで本来の仕事をすればいいじゃないかと言われそうです。でも、こういう駄文を草することも、私にとっては、その日一日を振り返り、社会全体を眺め回し、学校や自分のあり方を見つめ直す貴重な日課なのです。

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