花より日本語

4月27日(金)

実は、昨日は歯医者へ行くため早退しました。月曜の午後ぐらいから下の前歯の根元がうずきだし、歯に力が入らず、前歯でうまくかめなくなってしまいました。それでも火曜の朝まではどうにか普通の食事をしたのですが、昼食は何も取れなくなり、今通っている歯医者に電話を掛けました。私の症状を聞いた歯医者は、歯根に膿がたまっているのだろうと診断ました。しかし、予約はすぐに取れず、翌々日木曜の夕方となってしまいました。

膿を注射できゅーっと吸い出すくらいのことをしてほしかったのですが、歯医者は、歯も磨けずうがいでごまかしていた私の歯を見て、歯が汚れていたら雑菌が入って歯茎が膿みやすいとか言って、プラーク除去をし、これ以上ひどくならないようにと抗生物質を出しただけでした。

火曜水曜はおかゆしか食べられなかったのですが、ゆうべから今朝にかけては比較的調子がよかったので、普通の食事をしました。しかし、朝9時過ぎぐらいから、昨日までとは違う種類の痛みが波状攻撃を掛けてきました。午後から初級の授業なのに困ったなあと思いながら、眉間にしわを寄せつつ仕事をました。

一番下のレベルのクラスで授業を始めると、むしろいつもより大きな声が出ました。しかし、後半から御苑へ行くというのが本日のメインディッシュで、御苑へ行く時間になるとまた波状攻撃が始まりました。不機嫌そうな顔をしないようにとはしましたが、無口にはなってしまいました。

ところが、一番下のレベルはみんな日本語がわからず、みんなが力を合わせて楽しまなければ、置いていかれないようにしなければという気持ちが強いようで、無口な私は学生たちの自助精神に助けられました。教室内では全然活躍しない学生が生き生きとクラスの集合写真を撮ってくれました。御苑は花のシーズンの谷間で緑ばかりが目立っていましたが、学生たちは片言の日本語を使うことに燃えていて、花より団子ならぬ花より日本語でした。

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