夏に勝負

6月29日(金)

梅雨が明けちゃいました。早朝から、昨晩のW杯一次予選最終戦のもやもやを吹き飛ばすような夏空が広がりましたが、まさか梅雨明けしちゃうとはね。関東甲信越地方が6月中に梅雨明けするのは、観測史上初めてだそうです。九州、四国、中国、近畿、東海をすっ飛ばして関東甲信が先を越すのは2年連続だとか。

お昼に出たときにまじまじと空を見上げると、雲が夏でした。夏至直後なので、両側にビルが建っている道でも本当に頭のてっぺんに日が当たり、32.9度という最高気温以上に暑さを感じました。今朝の新聞によると、男の人も日傘を差すようになってきているようですが、そういう気持ちもわからないでもない日差しの強さでした。

夏が早く来すぎると心配になるのが水不足です。利根川水系のダムはそこそこ水がたまっているようですから、今すぐどうのこうのということはなさそうです。夏山登山を楽しみにしている皆さんには申し訳ないのですが、谷川岳や日光連山や相模湖付近で雨がしっかり降ってくれれば、東京はこんな天気でも断水には至りません。でも、節水するに越したことはありません。水も貴重な資源なのですから。

関東地方は北と西に比較的高い山を控えていますから、気候的に本州の他の地方とは違った挙動を示すことがよくあります。今年の冬の大雪も、その一例です。気象庁は、この山にブロックされて、現在北上している梅雨前線が再び関東地方に影響を及ぼすことはないと踏んだのかもしれません。私が気象庁の担当者だったら、ちょっと強烈な梅雨の中休みと判断して、梅雨明けとは言い切れないでしょうね。梅雨明けを発表した気象庁の担当者さん、思い切った勝負に出ましたね、西野監督同様に…。

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