アリの第一歩

8月4日(土)

今年は受験生の足が早まりそうだというのが、今まで私が接してきた留学生入試関係者の共通した意見です。これを受験生が大勢いるクラスでさんざん訴えてきましたから、KCPの進学志望の学生たちも、動きが速くなっています。午後から2人の学生の進学相談に乗りました。

2人とも東京の私立大学を狙っています。EJUがこの点数だとX大学は合格できそうか、Y大学はどうだろうかというのが主たる相談です。私はその大学の関係者ではありませんから、「絶対大丈夫」などとは口が裂けても言えません。でも、2人は何とかそれに近い言葉を私の口から聞き出そうと、手を替え品を替え迫ってきます。

そういう気持ちもわからないではありませんが、やっぱり志望校にほれ込んでもらいたいです。午前中第一志望校のオープンキャンパスに行ってきたというJさんは、その点は合格です。模擬授業にも参加し、入試に関する情報も手に入れてきたようですが、欲を言えばその大学について独自の目で取材してきてほしかったところですが…。模擬授業を聞いて、今まで以上に入りたくなったと言いますから、面接の際のネタには使えそうです。第一歩を踏み出すという観点からは、大成功でしょう。

合格ラインを盛んに気にしていたHさんにしても、自分なりに志望校について、少なくとも入試制度に関しては、よく調べていました。具体的にどのくらい頑張らなければいけないかは見えてきたようです。また、学風の違いにも目が向くようになりましたから、秋口に向けてどこに出願すべきかというイメージはできあがったことと思います。

暑い盛りの頃から動き出せば、必ずどこかに受かります。入試はアリの味方です。

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