活力源

9月14日(金)

今週は異常に忙しかったです。連日午前午後みっちり予定が詰まっていて、そのわずかな隙間にスポットのあれこれが入り込み、毎日夕方には精根尽き果てた状態でした。受験の山場はこれからなのにこんな状況では、先が思いやられます。

1人1人の学生は、先生には、例えば自分の書類を作るぐらいの時間はあるだろうと思っているでしょう。実際、本当に1人の書類だけならそれを作る時間は捻出できます。しかし、ちりも積もれば山となるとはよく言ったもので、そういうのが集まると、めまいがするほどの仕事量になります。でも、これを確実に処理していかないと、学生が進学できなくなったり学校全体の仕事が滞ったりしてしまいます。

そんな中、金曜日のレベル1の授業は貴重な息抜きです。いや、授業を息抜きだなどと称してはいけないのですが、学生の力の伸びを肌で感じられるのは何と言ってもレベル1であり、それが快感につながるのです。学生のほうも授業前まではできなかったことが授業後にはできるようになったと実感できるので、その喜びを味わおうと授業に集中するのです。こちらも、今勉強している文法や言葉はこんなところにまで使われているんだよ、これがわかればこんなこともできようになるんだよということを伝え、学生の顔に達成感が浮かぶのを見ると、力が湧いてきます。

しかし、学生たちから得た力を説教に費やすことほどむなしく、同時に力を与えてくれた学生たちに申し訳なく思うことはありません。幸いにも今週はそういうことはありませんでしたが、これからどうなるかまだまだ予断を許しません。無事平穏を祈るばかりです。

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