その研究、何の役に立つの?

1月12日(土)

大学や大学院を受験した上級の学生に、面接でどんなことが聞かれたかというアンケートをしました。その結果をまとめました。

まず、どうして大学・学部・学科などを志望したかという、きわめてオーソドックスな質問です。これが答えられなかったら、受験する資格がありませんね。大学院入試だと、どうしてその研究室を選んだかという質問も、受験生としては完璧に準備しておかなければなりません。また、留学先として日本を選んだ理由などというのも、こちらのグループでしょう。

入学後の生活についての質問も、外せません。一番勉強したいこと、勉強以外でやってみたいこと、入りたいサークルなどがよく聞かれるようです。専門学校の優待生入試では、優待生として学校にどんな貢献をしてくれるかなんていうことも聞かれたそうです。

大学院入試では、研究の意義を厳しく問われています。その研究は現実の社会でどのように役に立つかとか、将来における研究の価値とか、学生たちはうまく答えられたのでしょうか。また、研究テーマについて今までどれくらい深く考えてきたかについても突っ込まれています。要するに、研究に打ち込む姿勢と覚悟を示せということだと思います。大学院は志願者が急増していますから、研究戦力となる学生を選び取ろうとしているのです。

意外だったのが、少なからぬ学生が面接の場で自己紹介をさせられたということです。アイスブレークを兼ねているのでしょうが、ここでつまずくと、面接時間じゅうずっと尾を引きそうです。私も面接練習のときに何人かの学生にいきなり自己紹介をさせてみましたが、想定外の攻撃だったのでしょうか、上級の学生でもおどおどと答えていました。

このアンケートも参考にして、今シーズンの受験の最終決戦に備えます。

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