来学期の心配

12月21日(月)

今学期最後の授業でした。私が受け持った超級クラスからは、去年の1月に入学した3名が明日の期末テストで卒業します。卒業式は、他の学生と一緒に3月にするんですけどね。

それ以外の学生は3月まで勉強するのですが、来学期は今学期のようにはいかないかもしれません。今学期は、クラス全員が「受験」という共通の目標を持っていました。各自が受験に挑み、何名かは合格して、もう受験終了という学生もいます。その一方で、国立大学志望の学生を中心に、これからも受験を続ける学生もいます。前者は、いわば余生を送るみたいな感じで卒業式までを気楽に過ごすことになるでしょうが、後者はのるかそるかの戦いが続きますから、ピリピリしながら学校に通うことでしょう。

となると、このクラスは解体したほうがいいとも言えますが、物事、そうは簡単には運びません。ピリピリ組を集めたクラスは、一生懸命勉強するでしょうけれども、結果が出ないとなるとどんどん追い込まれていきます。クラス全体のムードを明るく保つことが何より肝心です。余生組は、そもそも、勉強しようというムードを作るところから始めねばなりません。学生の気持ちを学校に引き付け、何とか卒業式まで引っ張ることを考えます。

実際にどうなるかは、他のクラスの状況ともかかわりますから、まだ何とも言えません。でも、いかに超級とはいえ、まだまだ日本語に関しては勉強すべきことがたくさんあるんだよ、その勉強をすることで最後の仕上げをするのが卒業の学期だよっていうことを、毎年訴えています。

でも、まずは、明日のテストで学生たちが合格点を取ることです…。

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