春らしい日

3月17日(火)

今年初めて東京の気温が20度を超えました。朝、コート、マフラー手袋という厳重装備で外に出たら、頬に当たる空気がなんとなく柔らかくてびっくりしました。私のうちの最寄り駅は、去年太陽光発電パネルを設置したとかで、改札口に発電状況をしめるパネルが取り付けられました。その中に現在の気温が表示されているのですが、今朝はそれが11.8度でした。こんなに高かったらコートを置いてきたのにと思いました。

今日はO先生の代講で、「らしい」を扱う授業をしました。伝聞の「らしい」のほかに、典型的な性質・特徴を表す「らしい」もしました。窓の外は陽光がきらめいていました。風も弱く、「春らしい」を導入するにはもってこいの天気でした。「今日は3月17日ですから『春らしい日』でいいですが、今日がたとえば1月17日なら何と言いますか」と学生に聞いてみました。「春みたいな日」が出てきて、この2つの違いがストンと入ったようです。

私は教室への行き帰りには外階段を使うことが多いのですが、今日は夕方になってもほんのりと暖かさが残っていました。桜の開花予想は、早い予想で23日、来週の月曜日です。今日ぐらい暖かい日が続いたら、あっという間に咲いちゃうでしょうね。

先週のI先生の代講で入ったクラスの作文に、美しいものの代表として日本の桜を挙げている学生がいました。その学生は今年が桜初体験のようで、とても期待していることがうかがわれる文章でした。その学生の期待に違わぬ見事な桜が、もうすぐ東京のそこここで見られます…。

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