山の向こう側へ

3月18日(水)

初級の最後のクラスの会話期末テストに立ち会いました。場面が与えられて、その場面にふさわしくかつ独創性のある会話を作り、それをペアで演じるというものです。会話を考えて練習する時間は15分、会話の時間は1グループあたり3分と決まっていましたが、各グループとも4~5分の会話を発表しました。

冗長に感じられたグループもありましたが、「初級」ということを考えると、上出来と言っていいでしょう。4~5分間、ある内容を持った会話を続けたというところが立派です。このレベルの会話テストに立ち会うのは初めてでしたが、驚かされました。

でも、今日の学生たちが4月から上がるであろう中級レベルは私もしょっちゅう受け持っており、学期の最初の状況を考えると、これぐらいはできてもらわなければとも思います。中級以上では私はそんなに手加減をしませんから、あんまりたどたどしい話し方だと困ります。

話すことは語学の基本です。太古の時代は人類は音声言語しか持っていなかったのですから、話せることがコミュニケーションできることだったに違いありません。今日の学生たちの発表を聞いていると、彼らはこの基本を身に付け、日本語によるコミュニケーションがそれなり以上にできるようになったと感じました。初級と中級を隔てる山を乗り越えて、日本の社会で生きていくパスポートを手にしたのではないでしょうか。

もしかすると、来学期彼らを受け持つかもしれません。鍛えがいのありそうな学生たちで、春の訪れが一層楽しみになりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です