美人薄命

2月3日(土)

月曜日に超級クラスの語彙テストがあるので、その問題を作りました。学期が始まったばかりだと思っていたら、再来週の金曜日が中間テスト、だから来週の土曜日はその問題作りに励まねばなりません。また、超級クラスでは大半の学生が卒業認定試験を受けますから、その準備も視野に入れておく必要があります。

去年の1月期も超級クラスを受け持ちました。そのときのメンバーが何名か残っているため、教材の使い回しが利きません。去年とは全く違う教材を使っていますから、問題も作り直しです。この点が、他のレベルと違うところです。最上級レベルは、毎年卒業式まで学生がたまる一方なので、同じ教材同じテスト問題を繰り返し使うことができないのです。

理屈の上では2年前の教材やテスト問題なら使えるのですが、読解は時事ネタを使うことも多いので、そういう文章は寿命が短く、新たに開拓しなければなりません。今年はAIの話題を取り上げましたが、2年後にこの教材がそのまま使えるかというと、たぶん日向臭くなっているのではないでしょうか。

じゃあ、半永久的とはいわないまでも、5年か10年は使えそうな文章を探せばいいじゃないかということになりますが、超級は教材のための教材ではなく、身に付けてきた日本語力を使って新た何かを得てほしいのです。ですから、鮮度の高いネタを選びたくなり、そうすると寿命は短いというわけです。小説やエッセイばかりでは、進学してから必要となる論理的な文章の読み取りがおろそかになりますからね。

テスト作りと並行して、身近な科学も受験講座も…。

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