9時から7時まで

7月27日(金)

金曜日はレベル1担当です。今週から勉強が遅れ気味のHさんとYさんの会話練習の相手をすることになりました。会話といっても学期が始まって2週間ほどのレベル1です。食べますとか行きますとか基本的な動詞がやっと入った程度ですから、深い話ができるわけではありません。

2人は約束どおり11時半に職員室へ来ました。あいさつもそこそこに、「Yさん、朝、何時に起きましたか」と聞くと、Yさんは目を白黒するばかり。Hさんが助け舟を出してくれて、ようやく10時半に起きたことがわかりました。そのHさんもよくわかっているわけではありません。「Hさんは、毎日、うちで何時から何時まで勉強しますか」「くじからしちじまで勉強します」。こんな答えを聞いたら、ええっと驚くのが普通ですよね。そういう私の反応を見ても、Hさんはどこがおかしいのだろうと、怪訝そうな顔をながら「ごごくじからごぜんしちまで勉強します」と説明を付け加えます。腕時計の文字盤で“くじからしちじまで”を示すと、ようやく自分の誤りに気づき、「午後9時から午前1時まで勉強します」と正しく答えてくれました。

2人がわかる範囲の単語を組み合わせてあれこれ聞き出してみると、2人は国にいたときから仲が良かったそうです。母親同士が同じ学校の教師で、もう10年近く付き合ってきました。幼なじみが連れ立って日本留学したわけです。昨日の晩は2人で餃子を作って一緒に食べたとか。

30分ぐらい話すと、ようやく多少は言葉がスムーズに出てくるようになりました。その後、2人はお昼を食べて、授業の教室で再び顔を合わせました。先週までと比べて滑らかに話しているように感じたのは、ひいき目が過ぎるでしょうか。来週の金曜日にはさらに話が弾むことを祈りながら、教室を出て行く2人の後姿を見送りました。

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