採点できず

11月19日(木)

バーベキューの前日ですが、志望理由書が次から次へと押し寄せます。来週あたりに出願という大学が結構あり、明日から勤労感謝の日まで4日間はチェックができませんから、必然的にバーベキューなどお構いなしに集中するのです。

Zさんはもう何校も出願していますから、志望理由書も書き慣れています。その学校に合わせて書き換えることも抜かりなくやっています。こちらは語句の調整や文法ミスのチェックだけで、一部やや意味不明の箇所もありましたが、比較的楽です。

Sさんは、志望理由書が必要な大学への出願は初めてのようで、ほとんど志望理由書の体をなしていません。Sさんがその学問を志した理由ばかりで、志望校を選んだ理由はほんの1行か2行。全面的に書き直しです。「Sさん、2025年、10年後に何をしていますか」「いいデザインのビルを建てます」「いいデザインって、どんなデザイン?」「おもしろいデザイン」「そのデザインはSさんが考えますか」「いいえ、私はビルを建てるだけです」「じゃ、そのデザインは誰が考えますか」「デザインの勉強をした人が考えます」「ああ、デザインの専門家が考えたかこいいデザインのビルを、Sさんは地震の時大丈夫かとか、どこにエレベーターを作るかとか考えて、本当につくるんですね」「はい、そうです」「じゃ、そのために、大学で何を勉強したらいいですか」…という調子で、事情聴取しながら志望理由書に書けそうな材料を揃えていきますから、時間がかかります。そして、書き直しを連休中の宿題に。

Eさんも事情はSさんと同じです。こちらは大学の先生に向かって理論をとうとうと述べちゃってます。だから、志望理由と言えそうなことは、これまたほんの数行。Sさんと同じことを繰り返して、火曜日に再チェックすることに。

Yさんは800字の字数制限があるのに1000字も書いてしまいました。でも、削りどころは満載で、贅肉部分をばっさり切り落としたら、大幅に足りなくなってしまいました。ことばを補い、Yさんの考えを文章化し、どうにか800字の志望理由書っぽく大改造。

授業が終わったら昨日の中間テストの採点ができるかと思ったら、ほとんど進みませんでした。連休明けは、忙しくなりそうだな…。

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