新しい課題

7月20日(月)

校内進学フェアが開催されました。去年までとは違って、今年はオンライン参加の大学が大半となりました。ですから、準備も去年までとは勝手が違い、何かと戸惑うことが多かったです。オンライン参加の大学の会場に充てた教室のパソコンでZoomを立ち上げ、先方が開催したミーティングに入るのですが、いつもこちらがミーティングの主催者となっている身には、なんだか不安な感覚でした。

さて、午前の授業が終わって各会場に学生が集まりだしました。大人気が、担当者がいらっしゃって対面で相談を受けてくださった大学でした。これを見る限り、学生って案外アナログ人間です。生まれて時からデジタル環境にあるはずなのに、オンラインを避けている感じすらしました。

オンラインの方が緊張するんでしょうかね。対面式の方が、顔色をはじめ何から何まで見透かされてしまって、学生には不利になりそうな気がするのですが、そうは感じないのでしょうか。日本人の大学生も、オンラインの就職面接というと通常の面接とは違うテクニックが必要なようで、また、異質な精神的緊張にも見舞われるということです。学生たちはそういうのを敬遠しているのでしょうか。

そんなわけで、フェアの最中の主たる仕事は、学生の尻をたたいたり背中を押したりして、オンライン相談をしているパソコンの前に座らせることでした。パソコンの前に学生があふれて交通整理をしなければならないかと思っていましたが、教室にいる学生3人ぐらいが、お互いに譲り合って、誰もパソコンの前に進もうとしないなどという場面がちょくちょく見られました。

私もオンラインというと腰が引けてしまう面がありますが、若い学生たちがそれでは困ります。これからの学生指導の課題が見つかった進学フェアでもありました。

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