11月30日(土)
毎学期、新入生のプレースメントテストを行い、中級以上と判定された学生にはインタビューをしています。KCP卒業後の進路を確認したり、今までの日本語学習状況を聞いたり、KCPでどんな勉強をしたいかなどということも聞いてみたりします。かつては新入生来日後にこういったことを大急ぎでやっていたのですが、最近はもっぱらオンラインで、学生がまだ国にいるうちに済ませてしまいます。
私がインタビュー担当のKさんに案内のメールを送ったところ、インタビューを予定していた日は入院中だという返信が来ました。そこで、急遽、30分後にzoomでインタビューという運びになりました。最近、たまにzoomを使おうとすると、バージョンを更新しないと使えないぞという案内が現れます。これが出てくるとややこしいので、zoomの設定は時間に余裕を持ってやらなければなりません。
zoomを立ち上げようとしたところ、案の定、それが出てしまい、30分の余裕時間があっという間に消えていきました。それでもどうにか約束の時間に間に合い、Kさんと初対面となりました。
国で教科書を使って独学で日本語を勉強したというKさんですが、会話の練習はあまりしていないと言っていました。その通り、日本語を話し慣れていない感じがしました。多少言葉や表現を選びながら慎重にしゃべっていたようで、語彙や文法で致命的な間違いは犯しませんでした。最後の方は、「入院の時、漢字の教科書も持って行って、ちゃんと勉強していてくださいね。そうじゃないとM大学やR大学はなかなか入れてくれませんよ」なんていう軽口にも反応できるようになりました。
明日から12月。Kさんの来日も、1か月ちょっと先に過ぎません。
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