読書百遍

10月25日(水)

今週は、KCPの読書週間です。先生方に推薦図書を出していただき、それを中心に学生に本を薦めています。図書室にもその本を展示して、学生に実際日本を手に取ってもらおうと思っています。

読書は、やはり、習慣づけが大事だと思います。私は何十年もの間、いわゆる濫読ですが、本を読み続けてきました。かばんの中には、今読んでいる本と、その本を読み終わったら次に読む本を入れています。電車の中で周りの人がスマホを見ているときに、私は本を読んでいます。病院の待合室はもちろんのこと、スーパーのレジでも注文した料理が出てくるまでの間でも、本を読んでいます。

まあ、ここまで来ると活字依存症かもしれませんから、学生に同じことをしろなどと言うつもりはありません。また、受験生に無理に本をあてがおうとも思っていません。でも、本に目を向けることぐらいはしてもらいたいですし、息抜きにすることの候補に読書を加えてもらいたいとは思っています。

当たり前の話ですが、日本語の本は学生にとっては外国語の本です。私にとって外国語の本と言えば英語の本ですが、英語の本は専門書ぐらいしか読んだことがありません。エンタメ系の英語の本は、大学時代に英語の授業で読んだだけなんじゃないかな。読んでも心に何かが残った記憶はありません。だから、在学中いつも東野圭吾を読んでいたKさんには、素直に頭が下がりました。

図書室の本の中には、私が推薦した本もあります。私なりに想像力をたくましくして、学生が本に熱中している姿を思い浮かべながら選びました。その本を読んだ学生と、感想を語り合う日を夢見ています。

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