Monthly Archives: 5月 2025

距離

5月30日(金)

Nさんは頭の回転が速く、わりと弁も立ち、優秀な学生と言っていいです。最近書いてもらった進学スケジュールによると、大学院進学を考えています。授業後、そんなNさんと、進路のことを中心に面接をしました。

「大学院に進学したいんですね」と私が聞くと、「本心は専門学校に入って就職したいんです」と、いきなり番狂わせの答えが返ってきました。日本で修士の学位を取って帰国し国で就職する――というのが、ご両親の希望のようです。Nさん自身は、自分は勉強があまり好きではないので大学院進学には向かないと考えています。専門学校で興味のある技術を身に付け、それを生かした仕事をしたいというのがNさんの本当の希望です。

来日後、Nさんはご両親が出してくださったお金で大学院入試の塾に通いました。これがNさんにとってどうしても引っ掛かるところで、律儀なNさんとしては、そうあっさりと大学院進学をあきらめるわけにはいかないのです。「ありのままを話せば親はきっと理解してくれるだろうけど…」というのが、現在のNさんの心情です。

こういう悩みを抱える学生は、毎年必ず何人かいます。親と大喧嘩をした末、自分の希望を通した学生もいましたが、スポンサー様のご意向には逆らえず、不本意な勉強を続けた例もありました。中には、自分の怠け心を親との意見の不一致にすり替えようという不届き者も、たまにはいます。

私は実際に学生の様子を目にしている立場ですから、どうしても学生寄りになります。上述の不届き者にしたって、「お宅のお子さんは、お考えになっているほど勉強好きじゃないんですよ」と言ってあげたくもなります。

いくら通信技術が発達しても、物理的距離はいかんともしがたい場合があります。

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ITを勉強したい?

5月29日(木)

授業後、Gさんと面接しました。Gさんは来春大学に進学すると言っています。しかし、話を聞くと、毎日10時間寝ているそうです。そして、学校の外ではほとんど勉強していません。睡眠時間と学校にいる時間と通学に要する時間と食事などにかかる時間を差し引いても、まだ6時間ぐらいあります。その時間は何をしていくかと聞くと、遊んでいるとのことでした。これじゃ、進学なんて夢のまた夢ですよ。6月のEJUは自信があるかときくと、首を振りました。ここにはとても書けないような点数を目標としているようじゃ、先は明るくないです。

Gさんは理系日本語プラスを受けていますから、大学でどんな勉強をしたいか聞いてみました。ITという答えが返ってきましたが、さらに突っ込んでも具体的な内容は出てきませんでした。漠然とIT、だからなんとなく理系という発想で日本語プラスに出てきたのでしょう。数学や理科はどうかと聞くと、全然わからないと言っていました。だから、先週あたりから数学や理科の授業を休むようになったのでしょう。10時間も寝ているのなら、本気で精神的に落ち込んでいるわけでもなさそうですが…。

かなりまずい状況ですねえ。このまま目標を見失ってしまうと、勉強もやる気が出ず、生活も惰性に陥り、留学生活が人生の無駄遣いになりかねません。漠然とITならそこにもう一歩踏み込んでみて、クリアなイメージを持つことが必要です。結果的にITに進まなくても、何かがつかめるはずです。

それにピッタリなのが、再来週の月曜日に行われる大学・大学院進学フェアです。毎年、何校かの大学の担当者に来ていただいて、説明会、進学相談会を開きます。そこに、ITが学べるT大学が参加しますから、GさんにはT大学の先生の話を聞けと指導しました。Gさんが、これで上向いてくれればと思ています。

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朝の小旅行

5月28日(水)

朝、銀座駅で丸ノ内線に乗り替えようとしたら、丸ノ内線が止まっているというアナウンスが入りました。丸ノ内線のホームには、電車から降ろされたお客さんが立っていました。運転再開見込は1時間ごとのことでしたから、振り替え輸送を利用して、JRで新宿まで行くことにしました。

銀座駅から有楽町駅までは知れたものですから歩いて行き、山手線で東京駅へ。中央線に乗り換えるだけなら神田駅の方がはるかに楽ですが、中央線の高い線路から都心を見下ろしたいという気持ちが勝り、わざわざ東京駅の中央線ホームまで上り詰めました。ほんのわずかな距離ですが、山手線とは視点の高さが違い、気持ちがよかったです。

私は通勤に地下鉄を使っていますから、中央線に乗るなんてめったにありません。お堀端を走り抜けるのも久しぶりだし、今年の1月に入院した慶應病院を見上げて喜んでみたり、新宿駅に着く直前に見えるビルの看板が東急ハンズからHANDSに変わっていてへーぇと思ったりしているうちに新宿駅着。ほとんど観光客気分でした。

これも、私の通勤時間がラッシュのはるか前だからこそ味わえる非日常なのであり、8時頃だったら物見遊山どころかメトロに怒り爆発だったでしょう。

新宿駅からは、朝の新宿通りを歩いて学校へ。いつもに比べて30分の遅刻でした。ついてほどなく、いつも6:25ごろに現れるKさんが来ました。Kさんが来ることを考えると、銀座駅で1時間運転再開を待ち続けるわけにはいかなかったのです。「丸ノ内線、止まっちゃってて大変だったでしょう」と声をかけると、怪訝な顔をしていました。Kさんは、副都心線の新宿三丁目駅から歩いて来るそうです。

丸ノ内線は、学生や教職員の登校出勤時間帯には、平常運転に戻っていました。丸ノ内線が遅れているなどという話は、どこからも聞こえてきませんでした。

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違い

5月27日(火)

火曜日は作文系の授業を2つ担当しています。1つは上級の選択授業の小論文で、もう1つはEJUの記述対策です。こちらは、レベル3・4の、6月に初めてEJUを受ける学生が主力です。

どちらも作文系とひとまとめにしてしまいましたが、中身はだいぶ違います。小論文は、自分の意見や考えを明確に主張することが求められます。EJUの記述も、もちろん自分の意見を書きますが、こちらは論理的な文章を書く基礎ができているかどうかが主軸です。小論文は内容にオリジナリティーが求められますが、EJU記述はありきたりの意見であっても、それが型どおりに述べられていれば高い点数が得られます。

上級上位の学生たちはその辺をよくわきまえていて、小論文では思い切った主張をし、EJU記述は無難にこなすといった書き方をします。しかし、上級になりたての学生は、小論文でもどうでもいいような意見しか書きません。批判を恐れているようにも感じられます。初EJUの学生たちは、状況説明で規定の字数になってしまい、自分の意見を書くには至らなかった例がたくさんありました。

それぞれの授業で、そういうことを伝えました。小論文の授業では「君たちの文章は、EJUの記述なら高い点数になるだろうけど、入試本番でこんな文章を書いたらほとんど0点だよ」脅しも込めて言ってやりました。うなずいている学生も数名いました。

EJU記述では、模範解答をパワーポイントで見せました。それだとレベル3・4の学生にはわかりにくい表現もあるので、それをレベル3程度の表現に置き換えた(翻訳した?)ものも見せました。「これだったらみなさんが知っている文法、単語ばかりですね」と言って、あんたたちもこれくらいかけても不思議じゃないんだよと尻を叩きました。授業後、先週の自分の答案はどこが悪いのかと質問に来た学生がいましたから、まあ、多少は効き目があったのでしょう。

EJUまで半月少々ですが、今から鍛えればまだ間に合います。小論文も、果敢に攻める精神を身に付けるだけの時間はあります。

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悩み

5月26日(月)

授業後、レベル1のMさんと面談をしました。Mさんは国で働いていたこともあり、他の学生より少し年上で、落ち着いた感じのする学生です。4月に来日したばかりなのに、あさって引っ越しすると言います。来日した時、適当な家が見つからず、仮住まいのつもりで現在の住まいに入りました。Mさんの話によると、そこは又貸しの又貸しの…という具合で、ブラック物件のようなのです。そこで、つい先日、その住まいから抜け出し、今週はホテル住まいだそうです。何とか適当な物件が見つかり、あさって入居の運びとなったそうです。でも、電気、ガス、水道の申し込みには自信がないそうで、そういう時には事務所のスタッフに通訳を頼みなさいとアドバイスしました。

引き続き、同じクラスのYさんの話を聞きました。Yさんは目立たない学生で、決して素晴らしくよくできる学生でもありません。自分でもそれを自覚していて、“私は馬鹿ですか”と翻訳アプリを通じて聞いてきました。決してそんなことはありません。確かに再試になったテストもありましたが、その再試を教師から急かされることなく受け、ちゃんと合格しています。日本語がペラペラとは言い難いですが、学期の最初の頃と比べたら、大きく進歩しています。さらに話を聞くと、国にいた時いじめにあい、それで自信をなくしているようでした。日本で大学院に進んで、教育心理学を学び、自分のような境遇の子どもを助けたいと言います。そのぐらいの気持ちがあれば、大学院合格ですよ。Yさんが自信を持てるような授業の進め方をしなきゃと思いました。

レベル1の学生は、上級の学生とはだいぶ毛色の違った悩みを抱えています。教師がそれに1つ1つ向き合っていくことが、この学生たちの明るい留学生活につながるのです。

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場数

5月24日(土)

今週の火曜日にやったEJU記述の模擬試験の採点をしました。大半が今回初めて受験するレベル3・4の学生で、そこにEJU経験者の上級の学生が加わっているというレベル構成でした。

提出された文章を読むと全然違いますね。上級組は書き慣れている感じがします。問題文で指示された内容を織り交ぜて、自分の考えを書き上げています。レベル3・4の学生も、それなりの長さの文章は書いています。しかし、“両方の考え方に触れながら”と指示されているにもかかわらず、自分の意見を書くのに必死で、そのほかはおろそかになってしまったなどという学生がほとんどでした。やっぱり、

点数で言うと、上級の学生たちは厳しく採点して40点ぐらい、レベル3・4の学生は情けをかけて20~25点といったところでした。場数を踏むことって大切なんです。火曜日の授業がEJU未経験の学生の場数になれば、授業の目的は達成されたと言えるでしょう。

上級の選択授業で書かせた小論文も採点しました。こちらは場数の差はEJU記述ほどではないはずですが、やはり文章の出来にかなりの差がありました。これは、課題についてどれだけ真剣に考えたかの差だと思います。事実に基づいて議論してもらいたいので、書く前にスマホで調べる時間を与えました。その間、どこかのサイトの文章を丸写ししていた学生と、真に考えるヒントを得ようとしていた学生との差が文章に現れたと言っていいでしょう。前者は、文章はうまいのですが、どこかピントが合っていなかったり、内容が薄っぺらな感じがしたりしました。

30分で400~500字のEJUの記述は、ある種のゲームです。テクニックでどうにかできる部分もかなりあります。しかし、小論文は脳みそをフル回転しないと書けません。フル回転させる気がないのか、頭が空っぽだからに売みそも空回りなのかわかりませんが、書けていない学生の小論文を目の前にすると、これからどう指導していけばいいか、こちらの脳みそもフル回転しなければなりません。

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診てもらいました、見せてもらいました

5月23日(金)

ここ10日ほど、咳と鼻が出続け、収まる気配も見えません。最近のどが渇くのですが、水分が鼻水として出て行ってしまうからだろうかと疑いたくなるくらいです。咳をし過ぎたせいでしょうか、きのうあたりから右胸の筋肉が痛いです。変な態勢でせき込んだのに気づいていなかったんだと思います。そんなわけで、午後、近くの耳鼻咽喉科へ見てもらいに行きました。

予約制ではないところでしたが、15分待ちぐらいで順番が回ってきました。症状を聞き、「じゃ、口を開けて。左の方を向いてください」と、医者は口の中が映し出されるモニターを見るように指示を出します。「のどは赤くなっていませんね」と言いましたが、確かにその通り。赤くただれているのではないかと思っていましたが、拍子抜けでした。続いて鼻の中にカメラを突っ込むと、鼻水が絡まった鼻毛の束が大写しにされました。こちらも取り立てた異状はありませんでした。こういった患者自身が自分の身体を直接確認できるような医療器具が広く普及しているようです。たまに町の医者に行くと、勉強になるものです。結局、単なる風邪という診断でした。

処方箋をもらって薬局へ。医者の話によると、最近は風邪が流行っているので、病院に一番近い薬局では咳止めの薬がなくなってしまったとか。学校の近くで探すことにしました。

しばらく前のこの稿に書きましたが、病院からの処方箋調剤の場合、その薬局にない薬が1種類でもあったら、他のすべての薬も出してもらえません。ですから、事前に処方箋調剤薬局の位置を調べ、1軒目に入りました。すると、白衣の薬剤師さんが「1日3回、毎食後、2錠ずつ飲んでください」とスマホに向かって話していました。その向かい側には背の高い外国人のお客さん(患者さん)。用法を翻訳アプリに吹き込んでいたのです。スマホの画面を確かめたお客さん、満足気に「ありがとう」と言って店を出て行きました。

薬が出てくるまで時間がかかりましたから少し心配になりましたが、処方箋の薬は無事全種類そろいました。驚いたのはその値段です。1日当たり90円。ジェネリックにしてもらったからということもあるでしょうが、申し訳ないほどの安さです。この1週間分で、何とか治さなくちゃ。

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宝の持ち腐れ

5月22日(木)

朝一番で、昨日勉強した漢字の復習テストをしました。漢字の読み書きだけ、教科書に出てきたとおりという、何のひねりもない問題です。家で復習してくれば、悪くても合格点は取れるテストです。

ところが、私のクラスは受験者17名中7名が不合格という体たらくでした。その不合格者7名中6名が中国の学生でした。もう1名は漢字を完全にあきらめている学生ですから、実質的に不合格者は全員、漢字の本場から来た学生たちです。

確かに、中国語の漢字と日本語の漢字は微妙に違うこともあります。しかし、昨日習った漢字で“微妙に違う”に該当しそうなのは1字だけです。その字を書き間違えたからと言って、不合格にはなりません。

中国の学生は、漢字は見ればわかると思っています。確かにわかります。しかし、それは、目で見た字体と意味が中国語で結びついたに過ぎません。日本語の単語として記憶されていないのです。また、“見れば”わかるのであって、その漢字あるいは熟語の読み方は中国語であり、日本語の読み方は身に付いていません。同じ意味でも日本語と中国語で漢字表現のしかたが違うケースも枚挙にいとまがありません。そういうことに目を向けようとせずに“漢字は見ればわかる”なのです。

必死に勉強してきたと思われるアルファベットの国のAさんとXさんは、10問中9問正解で余裕の合格でした。試験時間ぎりぎりまで頭をかきむしりながら考えていたAさんに比べ、不合格6名は早々に誤答に満ちた答案を書き上げ、早く終わらないかなあという顔をしていました。なお、中国人学生の名誉のために言っておくと、唯一の満点は中国人のWさんでした。

漢字を知っているということは、日本語学習の上で大きなアドバンテージになります。しかし、不合格者はそのアドバンテージを全く有効活用していません。AさんやXさんから喝を入れてもらった方がいいんじゃないかな。

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震える

5月21日(水)

Cさんが授業前に職員室へ寒いと訴えに来ました。「暑い」「寒い」の感覚の違いは、毎年この時期に露わになります。急に気温が高くなり、それをそのまま暑いと感じて冷房を入れる学生がいる一方で、その冷風に耐えられないと感じる学生もいます。Cさんは耐えられない組です。

担任のN先生によると、以前にもこういう感覚の違いから「寒い」となってしまったことがあったとのことです。それなら、危険予知して羽織るものぐらい持って来ればいいのにと思いますが、生活力のない若者に要領よく振る舞えと求めることにも無理があります。

去年のBさんを思い出しました。Bさんも「寒い」を連発しました。寒かったら窓際に席を取ればいいとアドバイスすると、窓際の席だとホワイトボードの字が見えないと言って、冷気の吹き出し口近くの、教卓のそばを定位置としていました。多少は厚着をしたものの、授業中は冬(夏?)眠よろしくびくとも動かないこともありました。

そのBさん、進学先のD大学でどうしているでしょう。寒くて震えあがっているのでしょうか。授業が終わるたびにキンキンに冷え切った体を、初夏の陽光が降り注ぐキャンパスの芝生で温めている図が思い浮かびます。

Cさんには、私のカーディガンを貸しました。手渡すとすぐに着込んで、ボタンを几帳面に全部止めていました。そして、授業後に、「先生、ありがとうございました」と、教卓のところまでわざわざ返しに来ました。Cさん、こんな言葉が使えるんだと、失礼ながらそう思ってしまいました。

私は、レベル1のクラスなら、多少冷房が強かろうと、半袖シャツで十分です。知らず知らずのうちに、それだけ激しく動いてるのです。

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自力で発見

5月20日(火)

火曜日は上級の選択授業があります。私は小論文を担当しています。ある程度の長さの文章を読んで、それについて調べて、自分の意見や考えを書くということを毎週しています。学生たちはどんな課題に対しても、的外れではない小論文を書いてきます。

そういう、優秀と言っていい学生たちなのですが、1つだけ不満があります。それは、自分の間違いが見つけられないこと、書いたら読み返さずに提出しようとすることです。

Mさんは授業時間を30分ほど残して、今週の小論文を提出しようとしました。時間があるから読み返せと言っても、「大丈夫です」と言い張ります。とりあえず受け取って、Mさんの席の所で読んでみました。1行目に誤字がありました。その後も、誤字や不自然な文法・語彙の用法やねじれ文など、小論文全体を意味不明にするような致命的なミスこそないものの、このまま添削したら原稿用紙が血まみれになりそうでした。

「間違いがたくさんあります。時間は十分ありますから、もう一度読んで直してください」と言って、原稿用紙をMさんに返しました。Mさんは不満げに原稿用紙を受け取りましたが、直そうとはしませんでした。

その後、Cさん、Sさん、Tさんなどが提出しようとしましたが、出来具合はMさんと五十歩百歩でした。

小論文は、主に文科系大学の主要入試科目です。“いい大学”に受かろうと思ったら、おろそかにできる科目ではありません。同じような実力の受験生が大勢受験しますから、1点が明暗を分かつことだって十分考えられます。自分の間違いに気が付いて修正できる受験生は勝ち目がありますが、それができない、ないしはそれを放棄してしまった受験生は、不合格への道を歩むしかありません。

学生たちが書いている最中でしたが、そういうことを忠告して、読み返すようにと指示しました。CさんやSさんは読み直していましたが、Mさんはそんな気配が見られませんでした。一刻も早くスマホをいじりたかっただけだったのかもしれません。

さて、学生たちはどんな文章を書いたのでしょう。これから読んでいきます。

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