10ppm

2月2日(火)

新聞報道によると、先週日銀から発表されたマイナス金利に呼応して、S銀行は預金金利を0.001%にするそうです。ここまでではなくても、現在主流の普通預金で0.02%という金利が、さらに下がりそうだと言っていました。私は経済学に関しては素人ですから、この金利が妥当なものなのか、マイナス金利政策で日本経済が上向くのかなどということについては何も言えません。ただ、0.001%という表現は受け入れがたく、理系人間としては10ppmと表したいところです。

こう表現すると、経済学的にというより、感情的にこの金利はひどいと言いたくなります。金利が10ppmですよ。汚染物質の環境基準じゃないんですよ。何でわれわれが汚染物質濃度並みの金利に甘んじなければならないのかっていう気持ちになります。雀だって、おいらの涙はもっとたくさん出るぜって言いそうです。

同じ事柄でも言い方を変えるだけで印象がガラッと変わることがよくあります。よく例に挙げられるのは、「100円(10分)だけある」と「100円(10分)しかない」です。「だけ」は希望が抱けますが、「しか」は絶望感にさいなまれそうです。自分から積極的に目の前事態に対処するか、目の前の事態に追われて対処するかの違いともいえます。

10ppmと0.001%とを比べると、%は感覚が麻痺してしまって、0.001がどのくらい悲惨な数字なのか見当がつかなくなっているんじゃないでしょうか。ppmは新鮮ですから、それの表す微小さと相まって、ショックが強いのでしょう。

ppm表示をするまでもなく、経済を知らない庶民の感覚として、今の預金金利は低すぎると思います。その金利をさらに下げることで、いったいどんな効果を期待しているのか、そこが見えません。

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