最高点の陰で

12月20日(水)

11月のEJUの結果が届きました。喜ぶ学生もいれば肩を落とす学生もおり、また、結果を見るのが怖くてなかなか封を開けられない学生もいるという、毎度おなじみの風景が繰り返されました。

Nさんは読解も聴解・聴読解も記述も最高点でした。KCPで初級から勉強していますが、とても慎重に1段ずつステップを踏みしめながら上がってきました。習った文法の例文をいろいろな角度から作り、その文法が使える範囲を自分の手で確認するような、抜け落ちのない勉強をしてきました。不明点はどんどん教師に質問し、これまた実感をもって理解しているかのようです。だから、私はNさんが最高点を取ったことを不思議には思いませんでした。

Dさんも日本語各科目で最高点でした。読書感想文コンクールにも参加しています。読書量がかなりのものだということがうかがえる作品でした。基礎から1つ1つ積み上げてきたことがよくわかる勉強法を、上級の今も続けています。一足飛びに難しいことをやりたがる学生が多いですが、そういう学生はどこかに大きな穴が開いていて、ある程度以上になると伸び悩みます。その反対が、Dさんです。

Yさんは肩を落とした組です。しゃべれるし漢字の読み書きもできるし頭の回転も速いし、授業中のYさんを見ている限り、DさんやNさんに引けを取るとは思えないのですが、テストとなると力を発揮できないたちなのでしょうか。面接では好印象を与えるタイプだと思いますが、EJUで合否を決められてしまうと辛いものがあります。

何より最悪なのは、EJUの結果が届く日に休んだKさん、Hさん、Sさんです。もらった結果を見て早速進学相談に来た学生が何人もいたというのに、お前らは無断欠席して何をしとったんじゃ!!!

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