12月22日(月)
期末テストの採点をしました。今回は“やっぱりね”という感じの成績ばかりでした。授業にまじめに参加している学生が高得点を挙げ、よく休む学生が赤点に沈みました。順当な結果だったということは、テスト問題も妥当だったということでしょう。
上級クラスは自分が受け持っているクラスの読解を採点しました。毎回真剣に話を聞いているAさんやHさん、教科書が真っ黒になるくらい書き込みをしているXさん、授業中に発言の多いJさんなどが、それにふさわしい好成績を取ってくれました。その一方で、授業中ボーっとしている学生たちが、見当違いの答えを並べて不合格となりました。
初級は、名前も知らない、顔を見ても全然わからない学生たちの答案の採点でした。情け容赦なくどんどん×をつけていきました…と言いたいところですが、きれいな字には甘くなってしまったような気もします。読もうという努力をしないと読めない字は、部分点ぐらいならあげられる答えも書かれていたかもしれませんが、バサッと斬り捨ててしまいました。どのクラスでも“字は丁寧に”と指導していますから、汚い字が不利な扱いを受けたとしても、しかたないですね。
その成績をクラス成績表に入力してみると、概ね中間テストや平常点と似たような数字でした。初級は下克上がいっぱいあってもよさそうなのですが、もう定位置が決まってしまったのでしょうか。それは何だか悲しい気がします。今は低空飛行の学生も、いつかは高高度で空中戦を繰り広げてもらいたいものです。
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