お神輿が来た

5月26日(土)

お昼過ぎ、1階で仕事をしていると、「わっしょい、わっしょい」という掛け声が遠くからだんだん近づいてくるのが聞こえてきました。今週末は花園神社のお祭で、こども神輿が学校の前の道を通ったのです。

花園小学校は全校児童が100名ちょっとだというのに、お神輿の周りには50人ぐらいの子どもがいました。いったいどこからこんなに子どもが集まったのだろうという感じでした。このあたりの町内会は下町的なつながりがありますから、お祭となると親も子も血が騒いで、家にこもってなんかいられなくなるのでしょう。

お神輿のそばには、明らかに日本人ではない雰囲気の子どもも、白いはっぴを着てはちまきをして歩いていました。嫌々付き合わされているのではなく、子どもながらにお神輿を守るという重い責任を感じ、とても凛々しい顔をしていました。外国人だから…などという区別も差別も遠慮も特別扱いもありません。新宿区は約30万人の日本人と4万数千人の外国人とから構成されています。1割以上が外国籍の方ですから、お神輿を担ぐ子どもに数名の外国人が含まれていても何ら不思議はありません。むしろ、こうやって取り立てるほうが不自然なくらいです。

明日は、KCPの学生もお神輿を担ぐことになっています。はっぴに地下足袋といういっちょまえの装束を身に付けます。お神輿を担ぐ学生たちの出身地にも、何がしかのお祭はあるでしょう。そのお祭に地元住民として参加するのと同じように、明日はお客さんではなく自分の街のお祭だと思ってお神輿を担いでもらいたいです。

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