プレッシャー

8月8日(木)

今学期は、火、水、木曜日が受験講座もある日で、朝から夕方までフルに授業をします。ですから、木曜の受験講座が終わると、金曜日にも日本語のクラスが残っているのに、なんだか1週間が終わってしまったような錯覚にとらわれます。それではいけないのですが、授業が日本語だけとなると荷が軽いことは確かであり、しかも週末目前ですから、ホッとするなという方が無理だと思います。

しかし、明日は違います。会話の中間テストがある上に、文法の平常テストもあり、諸般の事情で文法をガンガン進めなければなりません。しかも、大学から来ている実習生が授業を見学します。かなり強引な進め方をしないとミッション・コンプリートになりそうもありません。そんな授業を実習生に見せていいのだろうか、いや、クラスを仕切り倒しているところこそ見せる価値があるんじゃないだろうかなどと、頭を痛めています。

進度を稼ぐとなると、どうしても教師の発話が多くなりがちです。学生に無駄な動きをさせないようにぐいぐい引っ張っていきますから。失敗を通して学習項目をしみこませていくという、私がよくとる方法ができません。脱線も許されませんから、私にとても息苦しい授業になります。

週末で疲れていると、学生に押されて怠惰な方向に流れてしまいます。精神的にもベストコンディションを保たなければなりません。心技体を整えるなどというと、トップアスリートの世界みたいです。でも、厳しい条件に打ち勝って結果を出すのは、やっぱりその世界のトップアスリートですよ。そう考えると、なんだかやる気が湧いてきました。

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