プライドズタズタ

8月13日(火)

中間テストは明日ですが、火曜日の選択授業の中間テストは1日前倒しです。私が担当している上級の大学入試過去問のクラスも、某大学の過去問を用いて中間テストを行いました。

問題が思ったより難しく、学生たちは制限時間をいっぱいに使って呻吟していました。最初からあきらめてふて寝を決め込むような不届きな学生はいませんでしたが、果たしてどれだけできたかどうか、非常に心配です。

まず、漢字の読み方をカタカナで書けと、答え方が指定されているのに、ひらがなで書いていた学生が5人もいました。問題文にはもちろんそう書いてあるし、解答用紙にもわざわざ明記したし、テストを始める時に口頭でも注意したにもかかわらず答え方を間違えるとは、これから受験を控えている学生がすることとは到底思えません。採点官は喜んで×を付けるでしょう。競争が激しいのですから、こういう隙を見せてはいけません。

それから、敬語の問題があまりにできなさすぎます。初級の最後に勉強して以来、何回となく授業で取り上げているはずですし、人によっては実際に使う場面に遭遇していると思います。確かにちょっとひねった問題でしたが、この問題は日本人の高校生向けの問題ではなく、留学生入試の問題です。難しくてできなかったは、言い訳にもなりません。

解答用紙を集めた後、「どこの大学の問題ですか」と聞かれました。J大学の問題だと答えると、教室中にざわめきが起こりました。J大学などすべり止めにも考えていないという顔つきの学生もいましたが、そういう学生ほど顔が引きつっていました。

学生にとっては厳しい結果になりそうですが、今、尻に火がつけば、本番には間に合うでしょう。学期の後半に奮起してもらいたいです。

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