隠れて準備

3月17日(火)

卒業証書を受け取りに来る卒業生たちに証書を渡しながら、来学期のことも考えています。通常授業が始められるものとして態勢を立て直していかなければなりません。EJUもJLPTも予定通りあるとして、在校生に勉強をさせて、しかるべき成績を残せるように指導していくことが私たちの責務です。

受験講座も、4月にすぐ再開できたとしても、予定より1か月以上遅れることになります。去年の10月期から受験講座を取っている学生たちはどうにか試験範囲が終えられるでしょうが、1月から始めた学生は、厳しいものがあります。受験講座は、教材の関係でオンライン授業とするのも難しく、苦労が多いです。

例えば、EJUの過去問を教材として使うにしても、学校の教室で学生に対し直接配布するなら、著作権的にどうにかセーフでしょうが、インターネットを介して送信したとかなると、アウトの危険性が高まります。私が試験問題を打ち直して送っても、著作権上の問題は解決しません。

だから、コロナの状況がよくなり次第、学期休み中にでも、補講を実施しよう考えています。時間数的には全然足りないでしょうが、少しでも遅れを取り戻しておきたいのです。同時に、学校側がそういう姿勢を見せることで、学生側の意識が高まることも期待しています。

一部の学生は、逆に、EJUの問題集ばかりやっていて、日本語のオンライン授業のほうがおろそかになっているとも聞きます。それも困った話です。もしかしたら、今月になってから一度も日本語をしゃべっていないんじゃないかなあ。新学期が予定通り始まったとしても、その学生はちゃんと進級できないというか、進級させられないかもしれません。

学校が何かといびつな形になってしまっていますが、どうにかしなければなりません。

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