初夏のアラーム

5月24日(月)

1階の入り口に設置してある体温測定器のアラームが、朝からやたらと鳴りました。そのたびに事務のTさんたちが学生の手荷物を机の上に置かせ、再測定させていました。今までは、かばんの中に入れた熱い飲み物や手に持った熱い食べ物がアラーム発報の原因でしたから、こうすることでほぼ100%問題解決し、学生は晴れて教室に向かうことができました。

しかし、今朝は荷物を置いて手ぶらで再測定してもアラームがけたたましくなる例がいくつもありました。学生の髪や服が熱くなっているようでした。5月下旬、夏至まで1か月を切りました。一年で最も日が高い時期です。9時ごろでも、10月半ば過ぎぐらいの真昼の太陽高度があります。晴れていれば日差しも強いです。7月中旬から下旬並みと言ったら、かなりの強さだということがおわかりいただけると思います。その日差しをたっぷり受けた黒い髪や黒い服は、私たちの想像以上に熱を持つのでしょう。

学生たちは、気が気じゃありません。アラームがなかなか鳴りやまないこともそうですが、1階で足止めを食っていたら、遅刻になってしまいます。朝一番でテストだとしたら、試験時間が短くなって、点数も取れなくなりかねません。遅刻ギリギリだからと走ってくると、体表面が本当に37.5度以上になり、こうなると脈拍が落ち着くまで測定値は下がりません。だから、時間に余裕を持たなければいけないのです。

去年の今頃は、まだオンライン授業でした。その後通学授業が復活してからは、体温測定はおでこにピッでした。そういえば、おでこにピッでも真夏は5分後に再測定なんていう学生がたくさん出ましたね。

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