出願準備の季節

8月23日(火)

授業後、Tさんが来て、Y大学に書類を送る封筒に貼る宛名シートをカラー印刷してほしいとのこと。Y大学は書類選考のみで合否判定をします。面接試験すらありません。出願書類に志望理由書などもなく、EJUとTOEFLの成績、国の高校での学業状況で選抜するようです。日本語を話すのが苦手なTさんとっては、実に都合のいい入試方式です。10月早々に結果が出ます。

Tさんは、ほかにM大学にも出願しようと準備を進めています。こちらは志望理由書も書かなければならないし、面接試験もあります。その志望理由書、夏休みの最中にメールで送られてきました。ホテルで風呂上がりに読みましたが、妙に日本語がうまいものの、内容的には見るべきものがありませんでした。自動翻訳を使ったのではないかと思われる部分が何か所かありました。Tさんのメールには文法を直してくれと書いてありましたが、文法を直したところでM大学の先生はTさんの志望理由書を全く評価しないでしょう。根本がなっていないのですから、外観を整えても全く無意味です。

そういう返信メールを送ったところ、Tさんは不満だったようで、昨日志望理由書について相談に来ました。どこが悪いか1時間ぐらいかけて説明したら、ようやく理解できたようでした。M大学は締め切りまで少し間がありますから、もう2、3回こうしたやり取りがあることでしょう。それが終わったら、面接練習です。これも一筋縄ではいかないことは、火を見るより明らかです。

Tさんのほかにも、Jさん、Cさん、Kさん、Gさんなどが控えています。暑さが和らぎつつありますが、うなされるような日々が続くのでしょうね。

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