悪い予感

11月21日(月)

中間テスト後の面接が始まりました。時期が時期ですから、受験の話が中心になります。私のクラスには左うちわ組は2人だけのはずですから、まだまだ多くの学生をどこかに押し込んでいかねばなりません。

Gさんは理科系の学生ですから、受験講座の授業後などを利用して、ずっと相談に乗ってきました。この前のEJUは化学が難しかったようで、書類審査だけで合否が決まるK大学と志望校の中では最もレベルの高いS大学は出願しないことにしました。その代わり、T大学とZ大学を受けることにしました。Gさんはそういったことを自分で調べていますから、相談の中身が深まります。これから出願で、年明けに試験という大学ばかりです。卒業式直前まで、一喜一憂が続くことになるでしょう。

Wさんは、H大学の指定校推薦入試が今度の日曜日に迫っています。小論文の後で、グループディスカッションをするそうです。グループディスカッションは、普通の面接とは似て非なるものです。単に志望理由を語ればいいというものではありません。試験官から志望理由を問われたとしても、面接試験とは違った述べ立て方が必要です。そういったことをアドバイスしました。

Yさんも面接の時間割に入っていましたが、家の工事の立ち合いがあるとかで、延期になってしまいました。Eさんは欠席で、面接のしようがありません。GさんとWさんより、YさんとEさんのほうが心配です。でも、往々にして、自分で動ける学生ほど心配が募って教師に相談し、解決方法を見つけ、それに向かって進んでいきます。教師の手助けが必要な学生ほど何でも自分でしたがり、卒業式の近くになって白旗を掲げるのです。YさんとEさんには、悪い予感しかしません。

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