マスクなし

4月7日(金)

始業日は教科書販売があります。その日のクラス担当の教師が学生を1階の事務カウンターまで学生を連れて来ます。その学期に使う教科書をかわせたら、また連れて帰ります。

今学期金曜日はクラス授業がない私は、販売担当としてカウンターに立ちました。先学期受け持ったBさんが、新しいクラスの一員になって現れました。神妙な顔つきで新しい教科書を手に取っていましたが、同じクラスにしたはずのYさんとGさんがいません。「ほかの2人、どうした?」と小声で聞くと、「欠席です」という答えが返ってきました。「悪い学生だなあ。Bさんは休んじゃだめだよ」「はい、わかりました」という感じで、自分のクラスだった学生の“その後”は気になるものです。

他のクラスでも、KさんやSさんの姿がありませんでした。授業の後で担当の先生に伺うと、やはり欠席でした。金曜日1日だけ学校へ行くのは面倒くさいと考えて、自主休校にしたのでしょうか。2人とも、先学期の出席率は若干問題ありだっただけに、ちょっと心配です。こんな調子だとあっという間に1年が過ぎて、行先が決まらないままKCPを出なければならなくなることだって考えられます。

今学期の特徴は、3年3か月ぶりに、校内でマスクを強制しなくなったことです。教科書を買いに来た学生にも、ノーマスクの学生がちらほらいました。Jさんなんか、声を聞かなかったら気が付きませんでしたよ。でも、とてもさわやかな感じがしました。

東京の新規患者数は増えたり減ったりしていますが、教室でも街中でも、じわじわとマスクなしが増えていくんじゃないでしょうか。私も衣替えを機にはずしちゃおうかな。そのころには5類になっていることだし…。

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