頭を鍛える

11月13日(月)

「昨日のEJUはどうでしたか」「…」。私のクラスの学生たちは、昨日のEJUについて何も語ってくれませんでした。私も学生時代は、学校の平常テストから入学試験まで、過ぎ去ったテストのことは一切忘れ、出来や感想を聞かれても「まあまあ」としか答えませんでした。答えが間違っていたことがわかってもどうすることもできず、ただ落ち込むだけですから。学生たちがそこまで考えて無言だったのかどうかはわかりませんが、今ここでEJUの反省をするより、各大学の独自試験の対策を考えたほうが前向きであり、現実的です。

さて、その独自試験対策ですが、理科系の受験講座では、筆答試験や口頭試問に備える授業を始めました。どちらにしても、自分の思考の軌跡を明確かつ論理的に述べることが重要です。数式の羅列や独りよがりの演説では通りません。でも、EJUのマークシート方式の訓練を続けてきた学生たちは、答えを見つけるテクニックには長けているかもしれませんが、導き出す力はあまり磨いていません。

それから、大学に進学したら、数式を追いかけながら先人の足跡をたどったり、目の前の現象を数式や法則に落とし込んだりというように、演繹的にも帰納的にも論理思考が必須となります。そういう頭脳の基礎を今のうちから築いておきたいのです。大学院に進んだら、未知の世界を自分の脳みそで切り開いていかなければなりません。それにたえうる頭へと鍛えていきたいのです。

これが、私が学生たちにできる最後のご奉公だと思っています。

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