プレゼン

11月11日(金)

K先生がお休みだったため、いつもの金曜日と違うクラスに入りました。そのクラスでは毎週金曜日に、決められた学生がプレゼンテーションをします。自分が訴えたいこと、よく知っていること、考えてもらいたいこと、時事問題など、なんでもありです。パワーポイントを使って、クラスメートの前で発表します。

今日はLさんの番でした。美大志望だけあって、資格による認識についての話で、パワポのスライドも、私なんかが作るのよりもずっと見栄えがするものでした。聞いている学生たちはみんな引き付けられ、Lさんの話にしきりにうなずいていました。普段気付かないものの見方を教えられ、私も感心させられました。

今は、大学でも大学院でも、先生の話を一方的に聞くばかりの授業ではなく、自分で調べて発表するという形の授業が多くなっています。KCPは、学生を志望校に入れればそれで終わりとは思っていません。進学してから困らないだけの日本語力を付けさせて送り出すというのが私たちの考え方ですから、パワポを使ってのプレゼントいう授業もはずせません。少なくとも、超級まで上り詰めたら、これぐらいできて当然だと思っています。

プレゼンテーションは、単に話すだけではなく、聞き手に何がしかの影響を与えることが求められます。そのためには論理性も必要ですし、聞き手の心に届くように訴え方も工夫しなければなりません。話の核をいかに聞き手に伝えるか、それがポイントです。パワポの文字を大きくしたり赤くしたり、アニメーションを使ったりすればいいという問題ではありません。友達の発表を見て、聞いて、自分でも発表のしかたに知恵を絞り、実地に試してみることで、こうしたことを身に付けていきます。

来週以降もこの授業は続きます。他の学生のも聞いてみたいですが、来週はいつものクラスです…。

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