欠席メール

9月10日(月)

8時過ぎにXさんから、エアコンをきかせすぎて熱を出したので休むというメールが届きました。熱があるときに休むのはしかたがないことですが、Xさんは最近休みがちで、今月の出席率は60%。このまま休むと50%になってしまいます。そういう意味のメールを送ると、数分後に「じゃあ行きます」という返信が来ました。

Xさんのクラス担当のF先生によると、Xさんは9時には教室におり、ごく普通に授業を受けていたとのことです。Xさんのうちは学校まで歩いて10分ほどですから、私からのメールを見てからうちを出ても、始業には間に合います。9月の出席率に驚いて泡を食って学校へ来たことは明らかで、要するにずる休みしようと思ったのです。

Yさんは毎月出席率が80%を切っているため、事務所で来学期の授業料を受け取ってもらえそうにありません。私のところにどうしましょうと相談に来ましたが、私が言えることは、期末テストの日まで休まずに来いというだけです。Yさんもまた、なんとなく行く気がしないからとかという程度で気安く休み、ここに至ってしまいました。しかも、授業料を受け取ってもらえないのは、今回が初めてではありません。学習しないというか、期末テストまでの2~3週間だけ必死に通えばあとは適当でよいという悪知恵だけつけたというか、困ったものです。

Xさん、Yさんのほかにも休み癖がついてしまった学生が少なくありません。大志を抱いて留学してきたはずなのに、それをすっかりどこかに置き忘れています。Xさんは今学期の新入生ですが、これではさきがおもいやられます。Yさんは高い潜在能力を持っていながら、それが「潜在」のまま終わりそうです。一番残念な思いをするのは、私たち教師ではなく、当の本人なのですがねえ。

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