厳しいなあ

12月11日(火)

国の親御さんから学生を預かり、上級学校へと送り出す立場としては、その送り出し先からの情報は非常に意味のあるものです。本人の希望が第一ですが、少なく、時には偏った情報から進学先を決めようとする学生たちに治して適切なアドバイスを出すのが私たちの仕事ですが、その際に役に立つのが大学や専門学校の関係者からの情報です。インターネットのような誰でも接することができる情報源とは違うところからの最新の情報は、先んずれば人を制すではありませんが、進路指導に欠かせないものです。

B大学の先生がいらっしゃって、今年の入試の状況を教えてくださいました。それによると、B大学第1期は去年の2倍の学生が志願し、受験したそうです。その先生にとっても予想外の数字だったとのことです。定員厳格化の影響が出ていると、はっきりおっしゃっていました。

そのせいだけとは言えないでしょうが、KCPも2名の不合格者を出してしまいました。1名は日本語テストの成績が悪かったといいますから、大学の授業についていける日本語力が身についていなかったのでしょう。その学生のレベルからしても、やむをえないところがありました。もう1名は、志望動機が曖昧だったと指摘されました。レベルからすると日本語テストも面接も十分対応できるはずなのですが、それでもそう言われるということは、どうしてもB大学に入りたいという意志を表に出すことができなかったのでしょう。でも、この学生、去年だったら受かってたんじゃないかなあ。受験生が増えたためにあぶれてしまった感があります。

第2期はこれからですが、毎年、どこの大学でも、2期は1期より入りにくいです。B大学も第1期以上の激戦が予想されます。出願する学生には、志望理由をがっちり固めさせなければなりません。これは他の大学を受ける学生も同様です。まだまだ戦いは続きます。越年闘争です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です