拍手はするけど

7月12日(月)

新学期2日目ですが、自己紹介をしました。学生たちは金曜日に自己紹介の要領を教わっており、土日でしっかり考えて、週明けに発表してもらったわけです。

1人1分ぐらいということになっていましたが、平均すると1分半ぐらいだったでしょうか。でも、だらだらとした30秒オーバーではなく、聞く価値のある話が続きました。しかし、「〇〇さんに質問、ありますか」と聞いても、ほとんど反応がなかった点が気になりました。マスクをしているので声がこもり、窓とドアを開けていたので教室外の音が容赦なく入ってきて、聞き取りにくかった点は否めませんが、それにしても、質問がなさすぎます。

このクラスに限らず、最近はおとなしいクラスが増えているようです。緊急事態が常態と化している現状がありますから、しゃべり合って盛り上がるのも危険です。でも、クラスのみんなが指名されるまで待っているとなると、学生たちの積極性を疑いたくなります。受け身の姿勢が標準となってしまったら、教師にとって授業がやりにくいのみならず、学生もコミュニケーション能力が養えません。

指名すれば何か応える学生たちばかりですから、バカだから答えられないのではありません。新学期にクラス替えがありましたが、各学生とも、かなりの学生は顔見知りです。授業中何も話さないのがデフォルトとなっているとしたら、それは心得違いです。1分半ぐらいの、実のある自己紹介ができる能力があるのですから、それを当意即妙に質疑応答する方面にも回してほしいです。

担当初日にして、今学期の課題が見つかりました。

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