戦略

10月16日(土)

M先生から、今学期受け持つことになったOさんが志望校として超難関大学ばかり挙げているけれども、どうしたらいいだろうかと相談を受けました。Oさんは、先学期、私のクラスの学生でした。まじめでおとなしい学生で、成績はクラスの上位でした。6月のEJUでは上級の学生と比べても遜色のない成績でした。しかし、その成績をもってしても、Oさんが受けようとしている大学では、勝ち目の薄い戦いとなりそうです。

まず、Oさんはどこまで本気でこれら超難関校を志望校としているかです。何が何でもこのうちのどこかに入りたいというのなら、これ以外の大学には絶対行きたくないというのなら、玉砕覚悟で受験するほかありません。来年3月で受験が終わりではなく、長期戦に及ぶかもしれません。2浪か3浪してもいいのなら、絶対に手が届かないとも限りません。

もう少し事態を俯瞰して、自分の将来を支える学問をするために留学したのだと考えるなら、超難関大学に拘泥しなくてもいいはずです。将来Oさんが帰国して就職するときに、日本の超有名校の卒業証書が必要だというのなら、石にかじりついてでもそこに入らなければなりません。しかし、それはレアケースではないでしょうか。

大学研究が進んでいないとも考えられます。Oさんの志望校は誰もが憧れる大学ばかりです。Oさんの勉強したいことが勉強できる大学は、その大学だけではないはずです。調べていけば、掘り出し物の大学が現れるに違いありません。名前を聞いたことがある大学を志望校にしているだけだとしたら、たとえ学力があっても、面接は通りません。

1年前にOさんと同じような志望校を言っていたSさんやTさんは、すでに勝ち目のある戦いに切り替えています。Oさんも、今ならぎりぎり間に合いますよ。

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