事情はわかりますが

7月27日(水)

6月のEJUの成績が公開されました。超級クラスのAさんは、日本語はパーフェクトゲームだったようです。聴解・聴読解、読解、記述のどれも最高点でした。Bさんもすばらしい成績でしたが、担任のZ先生によると、EJUが終わってから参考書や問題集は全く開いていないそうです。「気が緩んでいる」と厳しい一言もいただきました。Cさんは全然成績が伸びていません。進学に関しては危ない状況です。Dさんは信じられないくらいひどい点数でした。担任のY先生によると、EJUのあたりは体調が最低最悪で、その影響もあるのではとのことです。

Eさんは、早速進学相談の予約をしてきました。夕方、自分の志望校をまとめた資料を送ってきました。日本語の伸びが今一つで、理科は成績が上がったものの、数学は下がってしまいました。悩ましいところです。明日、Eさんのリストを見ながら、じっくり相談に乗ります。

Fさんは薬学部を目指します。もともと留学生の募集が少ないか日本人受験生と同一基準で合否判定というところが多いですから、これまたしっかり作戦を練らなければなりません。

中級のGさんは、上級の学生を上回る点数でした。しかし、日本語しか受けていませんから、この好成績を生かすには、これまた頭を働かさねばなりません。11月の成績に期待をかけるべきかどうか、悩ましいところです。

今回のEJUは、国でオンライン授業を受けていたものの、来日して生活が落ち着く前に受験したという学生が多かったです。そのため実力が十分に発揮できなかった学生もいたことでしょう。しかし、それは日本中の日本語学校の学生共通の事情ですから、ハンデキャップにはなりません。

明日から、進路指導モードです。

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