我が道を行く

9月21日(火)

人間、与えられたチャンスを生かそうとするタイプと、自分の殻に閉じこもって出てこようとしないタイプとがあります。後者は自分のやり方・考え方が最高で、それ以外は認めないとするものです。自分というものをしっかり持っていると言えば聞こえはいいですが、単に頭が固すぎてチャンスをみすみす逃していることが往々にしてあります。私のクラスならSさんがその最たるものでしょうか。自分の意に染まないことは、全くやろうとしません。学校だって、休み続けると日本にいられなくなるから、やむを得ずオンライン授業に参加しているというのが本音だと思います。

そういう気持ちの差が如実に表れているのが、先週から取り掛かっている期末タスクです。担任のH先生の絶妙な人事配置で、Sさんタイプの学生が集まらないように振り分けられていますが、そうするとグループ内でタスクに対する温度差が生じて、これもまた厄介な問題です。

DさんとXさんに至っては無断欠席です。対面授業なら学生間の交流関係もある程度はつかめますから、どうにかして連絡を取れなどと言い切ってしまうこともできます。しかし、オンラインとなると、学生同士のつながりがさほど育っておらず、連絡の取りようがない場合も十分考えられます。欠員がいるグループは、タスクがうまくいくかどうか心配な様子で、いない学生の分はどうしたらいいかと聞いてきました。自分の担当分をきちんと完成させるようにと指示しておきました。

ここに登場した人たち、人の迷惑というのを考えたことがあるのでしょうか。チャンスを生かそうとしている学生のチャンスをつぶすようなことだけは、しないでもらいたいです。

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