ま゛行

4月22日(金)

中級のH先生が頭を抱えていました。よくできるYさんが、「む」に「゛」を付けるといいます。確かに、テストの答案の文字に「む゛」がありました。どんな発音をするのでしょう。唇を引き結んで、のどに力を入れて振るわせて、母音を発するのでしょうか。Yさんに音を出してもらいたいです。

Yさん1人ならまだしも、数名の学生が「ま行」を濁らせて「ま゛」行を創出していました。この学生たちの受けてきた教育に何かあったのでしょうか。オンライン授業でも、手書きで例文を提出させてきましたし、テストだって手書きだったはずです。

考えられるのは、教師のチェックの甘さです。手書きとはいえ、例文などを書いたノートを写真に撮って、それを送らせていますから、提出物のチェックも画面上です。このチェックをすると、私が老眼だからかもしれませんが、目が非常に疲れます。酷使すると言ってもいいでしょう。ですから、細かいミスを見落としているおそれはあります。その見落とされたミスに「ま゛」行が含まれていて、いつの間にか学生に「ま゛」行が定着してしまったのかもしれません。

もう1つは、学生側のチェックの甘さです。上述のように、オンラインで提出されたものに対する添削はオンラインで行います。したがって、提出物が返却された時点で、学生の手元には、オンラインで添削された提出物と、その元となった、教師の朱が入っていないノートなどがあります。学生が添削された返却物に気が付かなかったら、間違ったままの例文などしか残らないのと同じです。でも、Yさんほどの学生が、返却物に目を通さないなんて、あるかなあ。

真の原因はよくわかりませんが、せっかく対面になったのですから、提出物は厳しくチェックして、禍根は断ちたいところです。今なら、まだ間に合います。

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