10月8日(水)
今学期は月曜日と水曜日がレベル1です。その間の、レベル1に挟まれた火曜日が、最上級クラスです。さて、どちらが私にとってのオアシスになるでしょうか。
というわけで、始業日のレベル1のクラスに入りました。出席を取る前に「こんにちは!」と声をかけても、パラパラと「こんにちは」と応じる声があがるだけでした。「こんにちは」が挨拶の言葉だと知らないはずはないでしょうから、お互い牽制し合っていたのかもしれません。
そのせいかどうかわかりませんが、このクラスは聞いた言葉をそのままリピートするのが苦手なようです。レベル1の初日ですから、文の複雑さなんて知れたものです。「キムさん、お国は?」なんていう程度です。それでも、みんなの口からスムーズに言葉が出るようになるには、数回の繰り返しが必要でした。
それから、クラス全体を盛り上げようと、「隣じゃない人と練習して」と指示を出しても動きは鈍かったです。身振りで「あっちの人と」訴えても腰が重く、こちらの闘志は空回り気味でした。初対面の人ばかりで話しかけにくいのでしょうか。それを打ち壊すためにあれこれ考えて学生に動いてもらおうと思ってるんですが…。
お互いがお互いを日本語で知り合うまで、もうほんの少し時間と経験が必要なようです。コミュ力がありそうな学生が友達を探しに教室内を動き回り始めたところで、授業時間が切れてしまいました。明日の先生に頑張ってもらうことにします。会話の中間テストの頃には、日本語が口からあふれ出てくることを期待しましょう。
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