2月20日(金)
TさんとGさんは仲良しで、教室ではいつも隣に座ります。ペアワークも2人でやります。いつも同じペアになるのは好ましくない点もありますから、この2人が組まないようにあえてクラス全体をシャッフルし、席の離れた学生と組ませることもあります。
授業中に仲がいいのは構わないのですが、この2人は欠席する時も調子を合わせているようです。本人たちに欠席理由を聞いてもそんなことは言いませんが、よく同じ日に休みますから、そんなことを疑っています。2人とも進学先が決まり、卒業式までの学生ですから、授業から何かを得ようという気持ちも薄れているように見受けられます。“楽しい勉強”に傾き過ぎているきらいがあります。
私たちは、進学してから困らないだけの日本語力をつけてもらおうと思い、授業や教材や教室活動などを考えています。そういうことをはっきり言うこともあります。理解してそういう方向に動いてくれる学生もいますが、左の耳から右の耳へ抜けていく学生もいます。TさんとGさんは、残念ながら、後者の典型です。KCPの教室の中ではそこそこできますが、進学先の教室ではどうでしょう。大きな大きな疑問符をつけざるを得ません。
卒業式までカウントダウンに入ったこの期に及んでは、もはや打つ手はほとんどありません。“合格=その学校の授業が受けられるだけの日本語力が保証された”と思い込んでいます。そう思い込んでしまった学生の信念を変えさせるのは、至難の業なんていうものではありません。2人は今から勉強しても手遅れかもしれませんが、そういうマインドだけは持ってもらいたいです。
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