大差

9月29日(金)

期末テストの採点をしました。当然のことですが、勉強していなさそうな学生は悲惨な成績でした。テスト前日に未受験のテストをあわてて受けたような学生は、軒並み不合格です。出席率の悪い学生も、見当違いの答えを連発するか、潔く(?)白紙かで、合格点ははるか彼方でした。

こういう学生たちに限って、11月のEJUや大学独自試験の準備をしていたなどと言い訳をします。ある程度は本当でしょうが、地力があれば何とかなりそうな問題まで間違えていますから、自分の実力のなさをさらけ出しているようなものです。意味不明な例文を書き連ねているようじゃお先真っ暗ですよと言いたくなります。

だって、同じように受験勉強に精を出していても、すばらしい成績を挙げた学生がいるんですから。そういう学生たちは集中力がありますね。教師の言葉を聞き逃すまいという気持ちは、顔に表れます。授業中や授業後にしてくる質問の質の高さから、勉強の密度の濃さがうかがわれます。

私が採点した範囲では、結局、赤点だったら救いの手を差し伸べようと思っていた、普段から頑張っていた学生はみんな合格点を取り、落ちたのはダメだったら見捨てようと思っていた怠け者たちでした。そういう意味では、今回の期末テストは非常によくできていたと言えます。

今回のテストは、できた学生とできなかった学生とが鮮やかに色分けされました。後者の中には、お前は一夜漬けすらしようと思わなかったのかと言ってやりたくなる学生もいます。本命校の入試日が翌日に控えていたというのなら情状酌量の余地もありますが、おそらくスマホをいじりながら前夜を過ごしたのでしょう。どうにかして目を覚まさせることが、担当した教師の最後の仕事だと思います。

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