行き場がなくなるよ

10月17日(水)

今学期は水曜日が午後の初級クラスで、午前中少し余裕があるはずでした。しかし、あれこれ雑用を片付けているうちに、あっという間に昼休みになってしまいました。まあ、開講日以来たまっていたこまごまとした用事を処理できたのですから、有意義だったと言えないこともありませんが…。

昼休みになったら上級の学生が押し寄せてきて、そちらの世話で手一杯です。そんな中、アポなしでG大学の方が訪ねてきました。お話を伺うと、日本人向けのAO入試に去年の2倍近い受験生が応募し、“若干名”とされている留学生の定員が少ないほうに動くかもしれないとのことでした。ですから、G大学を志望する学生がいたら是非早い時期の入試で受けてほしいというお勧めでした。KCPからG大学には、毎年何名かの学生が進学していますから、気を利かせてくださったのでしょう。

要するに、入試時期が遅くなればなるほど入りにくくなるということです。第1志望校の合否を見極めてから第2志望校以下に出願などと言っていたら、滑り止めになるはずの第2志望校の入試が第1志望校の入試よりもハイレベルになりかねないのです。

私たちはそういう情報をある程度つかんでいましたから、夏あたりから先手必勝という指導をしてきました。しかし、学生たちは自分たちに都合のいい情報ばかりを信じ、私たちがたきつけてもなかなか動こうとしません。でも、もはや悠長なことは言っていられません。首に縄をつけてでも出願に持って行かなければなりません。

午後の授業は、そんな学生の顔がちらついて、若干集中力を欠き、予定の進度まで進めませんでした。

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