デジタルネイティブの宿題

1月22日(木)

中級クラスでは、毎日、学習管理システム上に宿題を出し、学習管理システム上で提出することになっています。教師は自席のPCでだれがどんな解答を出したかわかるようになっています。私も中級クラス担当の日には宿題チェックを怠りません。間違えた学生が多い問題は、授業中に解説を付け加えます。

8:30現在で宿題提出者はクラスのやっと半分でした。うち1名は朝6時に嘔吐したので休むとメールしてきました。この調子だと、出席者中の宿題提出者が半分を切ってしまうかもしれません。そうなると、宿題のフィードバックも意義が薄れてしまいます。

授業中、学生がテストをしている最中に、授業用のタブレットでこっそり提出状況を調べてみましたが、提出者は増えていませんでした。宿題のフィードバックの際に、宿題提出者の名前を読み上げ、名前を呼ばれなかった学生は授業後残って宿題を提出してから帰るようにと指示しました。

授業が終わりました。「先生、さようなら」と言いながら、学生たちが次々と教室を後にします。「Aさん、宿題は?」と未提出の学生に声をかけると、「先生、大丈夫です」とにこやかに手を振って友だちと出て行きました。職員室で改めてチェックすると、Aさんは提出していませんでした。“大丈夫”にしてやられました。

学生の名誉を重んじて、未提出の学生の名前を呼び上げなかったのが敗着でした。未提出の学生にとって自分事になっていなかったのです。次回は情け容赦なく、名前を板書してやりましょう。

そして、ふと思ったのですが、紙の宿題だったら、ここまで提出率が悪かったでしょうか。現物を提出しなかったとなると、罪悪感が桁違いに強かったことでしょう。

デジタルネイティブの学生も意外とアナログ的なのか、デジタルネイティブだからこそごまかし方を心得ているのか…。宿題をしないと、テストで敵討ちされるんですよ。

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