大差

2月8日(月)

上級クラスで文法のテストをしました。オンライン授業ですから、テストもオンラインです。学生の自室で受けるということは、教科書やノートは見放題ということになります。満点続出を防ぐひねくれた問題があるにしても、普通に勉強していれば80点ぐらいは軽く取れるはずです。

ひねくれ問題をものともせずに、満点近い点数をとったWさんやSさんはさすがです。授業で指名しても的を射た答えを返してくれるだけのことはあります。Yさん、Zさんもそのグループでしょう。不明な点はすぐに質問して解決するなど、前向きな態度が好成績につながっています。Cさんは、授業中の反応からは想像できない高得点でした。復習型の学生なのでしょう。

一方、Oさん、Iさん、Lさんはひどいものでした。出席を取る時だけ返事をして、あとは指名しても反応しなければ、ブレークアウトセッションになれば逃げてしまい、授業中何をしているかわかったものではありません。試験問題が教科書のどこから出ているのかすらわからなかったのではないでしょうか。ノートが真っ白けなのは、疑う余地がありません。

ボーダーライン上が、TさんやSさんです。応用問題はからっきしでしたが、教科書の例文に沿った問題で点を稼ぎ、かろうじて合格点を確保しました。教科書の使い方をしている分だけ、Oさんグループより上です。

要するに、勉強する学生はオンラインだろうと対面だろうと力を付けていくのです。オンラインだからと手を抜く学生は、伸びないどころか落ちていきます。最高点と最低点で4倍近い差が付きました。学期が始まって1か月なのにね。

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